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通信制高校を同級生と一緒に卒業したい

「教室にはいれました」

 校舎前の駐車場までしか来ることができなかったA君。3回目の登校で教室に入ることができた時の本人のあっけらかんとしている表情とは別に、涙しているお母さんの姿を昨日のように覚えています。現在は専門学校に進学し、就職活動をしているそうです。

なぜA君はあの時、教室に入れるようになってつまずくことなく、専門学校で頑張れるようになったのか、その秘策をご紹介します。 

◎秘訣その1

勉強第一ではない。

「勉強なんてできない……」「進路なんて考えられない……」「なんだか人生が楽しくない……」という生徒さんたちが多くやって来ます。心が疲れてしまっているお子さまには、悩みや寂しさを優しく受け止める授業を行います。生徒の趣味について語りつくす時間、講師が持つ専門知識を熱く面白く伝える時間、生徒の好きな科目を通じて会話量を増やす時間など生徒さんとの“コミュニケーション”に時間を使っていきます。生徒さんと職員の信頼関係を強いものにします。

通学は少なく。

◎秘訣その2

 「学校では、わからない所を一緒にする。」「出来ることは家で取り組む。」 この区別(メリハリ)をしっかりできるようになってくると、お母さんや先生に言われなくても、先々のことを考えて行動できるようになります。

◎秘訣その3

苦手な事は全力で手伝う。

 多くの生徒さんが苦手としている期限付提出物。子供でも大人でも提出物っていうのは、とてもストレスのかかる物。更に苦手科目となれば余計です。途中で放り投げないように、単位認定に向け、いつまでに何をすればいいのか、一緒にスケジュール表を確認し、登校前日には持ち物のお知らせもします。

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